近代スペイン民族主義学派を確立した エンリケ・グラナドス。
この作曲家のピアノ作品「12のスペイン舞曲」のなかでも 第2番の、「オリエンタル」は、哀愁をまとった曲風で、夢見心地の世界にいざなってくれます。標題の、オリエンタルは、中近東の周辺を指すようです。
先日、なんとなく棚から、CDを手に取り、聴いていたら、あまりの憂いある、かつ落ち着いた調べに、思わず作品と、曲名を確認しました。
fontec レーベルから出ている 益田正洋 氏によるギター編曲版による演奏でした。
続いて、もともとは、ピアノ曲なので、ピアノの棚を、あるかどうか探したところ、ピアノ曲も持っていました。
熊本マリ さん演奏の「太陽の門」という題名のCD(キングレコード レーベル)の中に、ありました。
ピアノ曲(原曲:ハ短調)で、聴くと、もともとの曲がよく分かります。左手による低い音によるアルペジオに乗っかり、右手で高音部のメロディが奏でられ、旋律が引き立つことが、とても印象的です。
スペイン作曲家の曲ということで、ギター編曲(ホ短調)によって奏でられると、これまた、ギターのために作られたのではないかと思うくらい心地よい調べになっています。
今から、10年くらい前に、クラシックギターを習っていました。3年間くらい習いましたが、ギターは、音階からして、とても難しく、家で練習して、習いに行っても、先生の前で、スケールを弾く時、いつも、指が、からまっていました。
引っ越しのため、やめたのですが、習っていた最後の頃、生徒たちの練習発表会に出て、「赤とんぼ」を弾いたことが、思い出です。
今でも押し入れに、クラシックギター及び教則本がありますが、もう弾き方を忘れてしまいました。もう数年経って、落ち着いたころ、再度習いたいなと、時々思います。