クラシック音楽を楽しむ広場

クラシック音楽を聴いた感想を記します。

古典派音楽とロマン派音楽の時代の架け橋

「べートーヴェン と ベルリオーズ 交響曲 」
・ベートーベンの交響曲第9番の初演は、1824年 5月7日 ウィーン
一方
ベルリオーズ幻想交響曲」の初演は、1830年12月5日 パリ音楽院

を比較すると、古典派、ロマン派といった流れも、ある天才の登場により劇的に変遷するのがわかるような気がします。歴史の中での、ほんの6年違いで、すごい変動の起こった時代だと思います。
 ベートーベンの交響曲第9番→古典様式に則しながらも、歓喜に寄せてで、自由な意思(ロマン派への橋渡し)をとげた。
 一方、ベルリオーズの「幻想交響曲」は、交響曲の中でも、ロマン派の極致。
  いま、ベートーヴェン交響曲第1番の動画を聴いています 。若きベートーヴェンの古典の発露。

以降の作品で、どのような出来事、取り巻く環境を経て、ベートーヴェンの作風が変化していくのか、流れを追ってみると面白そうです。
ベートーヴェンの作品は、音楽に感情を込め始めたこと自体に、ベートーヴェンたる偉大さでは、と思います。

交響曲でいえば、第3番「英雄」(1804年完成)
ピアノ曲では、悲愴ソナタ(1800年前後)あたりから、個性の感情の芽が出始めたような気がします。