クラシック音楽を楽しむ広場

クラシック音楽を聴いた感想を記します。

2023-01-01から1年間の記事一覧

ベルリーオーズ 幻想交響曲 初めて聴いたCD演奏は刷り込みかどうか?

ミュンシュ パリ管弦楽団 ベルリオーズ 幻想交響曲 有名な曲だけに、多くの指揮者、オーケストラが録音しています。 私はクラシック音楽を聴き始めた高校生の時に、3枚目に、クラシック音楽に詳しい親友から借りたCDでした。 帰宅してCDプレイヤーにかけた…

マーラー:交響曲 第6番 「悲劇的」第3楽章 クルレンツィス指揮 ムジカエテルナ

テオドール・クルレンツィス指揮 ムジカエテルナ マーラー 交響曲第6番 イ短調「悲劇的」 私、グスタフ・マーラーの曲がとても好きで、長年、聴き続けてきました。ただ、ここ最近は、この第6番 交響曲の第3楽章を単独で、聴くという風変わりな聴き方をし…

ドメニコーニ作曲:コユンババ クラシックギター曲

ドメニコーニ 「コユンババ」猪居 亜美さんのCD 私は、クラシックのギター曲は、作曲者と曲名が、何故か、一致しないのですが、唯一印象に残っている曲の紹介です。 作曲者 カルロ・ドメニコーニは、イタリアのギタリスト 兼作曲家で、コユンババは、1985…

トローバ 作曲 組曲:スペインの城 クラシックギター曲 

大曲や交響曲を聴くことに、やや疲れたとき、楽器一つで音楽を奏でる、ギター作品が聴きたくなる時があります。家のクラシックギターを置いているCD棚をふと見たときに、まず、「スペインの城」という曲が目にとまり、いろいろな演奏で聴いていました。今日…

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 シュナイダーハンの演奏

ドイツ・グラモフォン125周年記念と銘された名盤100タイトルが、4月と5月に発売され、中でも、4月は、アナログ録音期の名曲・名盤が発売され、数枚購入しました。中でも、聴きごたえのあった1枚について書きます。 ヴォルフガング・シュナイダーハンのヴ…

ドリーブ: 花の二重唱 ジャスミンとバラの厚く群れ咲くアーチ(歌劇「ラクメ」から)

最近は、写真を撮る練習をするため、カメラ(FUJIFILM X100F)は、いつも持ち歩いています。散歩の途中に、美しい花が咲いていました。 今回は、花で浮かぶ曲を紹介します。 音楽を聴く楽しみは、新しい曲との出会いです。この1年の間で、聴いた瞬間、私が…

4月9日 甲子園球場 阪神 VS ヤクルトを観に行きました

4月9日 甲子園球場 甲子園球場は、兵庫県 西宮市にあり、大阪 梅田-神戸 三宮間を走行する阪神電車の「甲子園」が最寄駅です。 昨日4月9日は、天気も良く、春のうららかな気候で、阪神 対 ヤクルトを見に行きました。 私は、野球を見るのが好きで、阪神タ…

4月2日 奈良 吉野の桜(下千本から眺める)を見に行きました

奈良県 吉野の桜 前回、記事を書いてから、音楽は聴いていましたが、上手く記事が書けるだろうかという不安が、頭によぎり、しばらく、離れていました。 さて、今年の桜はどこへ見に行こうかと3月初旬から考えていました。 そこで、奈良 吉野の桜を見に行く…

アルカン:ピアノ曲 波打ち際の狂女の歌 25の前奏曲より

ここ数日、眠りが浅いのだと思いますが、毎晩 午前1時、2時に目が覚め、家事や、音を立てないように、掃除をしています。 昨日の夜は、午前2時頃に目が覚め、回していた洗濯物を干し、次いで、たまっていた段ボールをひもでくくり、出勤時の荷物の準備(水筒…

ポーランドの作曲家:グレツキの交響曲第3番 悲歌のシンフォニー

高校を卒業した1993年 私が高校を卒業して、小遣いを貯め、吟味に吟味を重ねて、CDを購入していた時です。大学生の いとこのお兄さんと久しぶりに会い、進学のお祝いだから、何か欲しいもの買ってあげると言われ、このCDを選びました。 購入を決めた理由…

新境地:シフが、クラヴィコードで弾く バッハ

クラヴィコードと私の出会い クラヴィコード という楽器を初めて聴いたのは、今から32年前の私が高校生の時、兵庫県 神戸の小さなサロンで、鈴木雅明氏の演奏による、バッハの「2声のインヴェンション と 3声のシンフォニア」でした。高校の同級生と聴き…

チョ・ソンジン(pf):ヘンデル と ブラームスを弾く

ヘンデルと聞いてまず思いつくのは、管弦楽曲「水上の音楽」、「王宮の花火の音楽」、ほかにも、「第12番までの合奏協奏曲集」、歌劇の「リナルド」、そしてなんといっても、バッハの宗教曲に比肩すると私は、見ている「メサイヤ」といったオラトリオです…

11年前、街の商店街での買い物、ベートーヴェン:英雄

11年前、大阪市に、住んでいました。引越し先のその地域で、町を2時間ほど散歩した時のことです。すると、昔ながらの商店街があり、たこ焼き屋、洋品店のある一角に、カセットテープもおいているCD屋さんを見つけました。 クラシック音楽のコーナー棚があ…

古典派音楽とロマン派音楽の時代の架け橋

「べートーヴェン と ベルリオーズ 交響曲 」・ベートーベンの交響曲第9番の初演は、1824年 5月7日 ウィーン一方・ベルリオーズ「幻想交響曲」の初演は、1830年12月5日 パリ音楽院を比較すると、古典派、ロマン派といった流れも、ある天才の登場により劇的…

ニキータ・マガロフ(pf) スクリャービン エチュード全集

今では、ネットを通して、CDを購入したり、また音楽を聴く時代の趨勢ですが、在庫が豊富な店舗型CDショップが、近くにあった時は、まさに「買い物にいく」の楽しみがありました。事前に、レコード芸術を読んで、今日はこれを購入すると、決めて買いに行くケ…

ピアノ曲 ノクターンの創始者 ジョン・フィールド 

ショパンの音楽で、よく聴くのは、バラードと、ノクターン集です。今回は、そのノクターンについて書きます。 叙情的な小曲に「ノクターン、夜想曲」のタイトルを最初に用いたのはジョン・フィールドです。その手法を取り入れ、ショパンもノクターンを作曲し…

改めて自己紹介します。よろしくお願いします

自己紹介します。 好きな作曲家:バッハ、シューマン。 習っていた楽器:ピアノ、クラシックギター 邦楽:玉置浩二さん、秦基博さん。家族が好きで聴いています。 趣味:将棋。居飛車党。得意戦法は急戦矢倉。将棋ウォーズ3級。 ペット:キンクマハムスター…

フランソワのベートーヴェン ピアノソナタ

ゆるゆるのべートーヴェン ピアノソナタ(月光・熱情 非愴)と評判だったCDがあり、ライナーノーツでも、そのように書かれており、びっくりしました。 この演奏は、独特なもので…という書き出しの記載にはじまり、フランソワの人物評も酒好きで、酩酊して…

カッチーニ作曲、アヴェマリア・・・神々しい調べ

30年ほど前、NHKのラジオ番組を聴いて、知らない曲を聴き、ノートに作曲者、曲名、感想をつけていました。それが私のクラシック音楽愛好の始まりでした。そこで気にいった曲を少しずつ買っていた次第です。 当時のCD、1枚2,500円が、学生であった…

レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア、たおやかな調べ

レスピーギの音楽は、「ローマ3部作」のように、その日の気分で、やはり、重厚で重たいなあ 熱いなあと思うときはあります。 そういう時は、あまたある管弦楽曲の中で、優雅な曲を紹介します。レスピーギ作曲 「リュートのための古風な舞曲とアリア」です。…

トスティの歌曲 松本美和子さん(ソプラノ)

19世紀のイタリアでは、オペラが最高の盛り上がりを見せていた時期です。オペラを作ってこそ、作曲者として認められる時代でした。 そうした世間の風潮に流されず、ひたすら、わが道をいくで、活躍したのが、歌曲作曲家フランチェスコ・パオロ・トスティで…

J.S.バッハ=ブゾーニ編曲 シャコンヌ 聴き比べ

前の記事に続いて、編曲版です。 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 二短調 よりシャコンヌをブゾーニが編曲した版は、ピアノ楽器の性能を、最大限に発揮し、活用した編曲だと思います。 今から、25年ほど前、ドイツの楽譜出版社であるブライ…

グラナドス:12のスペイン舞曲 第2番オリエンタル ピアノ原曲 と ギター編曲で聴く

近代スペイン民族主義学派を確立した エンリケ・グラナドス。 この作曲家のピアノ作品「12のスペイン舞曲」のなかでも 第2番の、「オリエンタル」は、哀愁をまとった曲風で、夢見心地の世界にいざなってくれます。標題の、オリエンタルは、中近東の周辺を指…

中古レコード屋めぐりで出会った バリトン歌手のアリア集

今から、12~13年前、中古CD・レコード屋へ行くのがすごく楽しみでした。 すでに廃盤になっている掘り出し物や、ふと目に留まったCDが、これを逃すともう聴くことは出来ないという思いにかられ、思わず買っていました。 新譜ではめぐりあえない演奏に会…

シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 様々な演奏で聴く

ピアノ協奏曲は、聴いていて心地よい曲が多いです。その中でもロマン派の名曲があります。シューマンのピアノ協奏曲イ短調。1841年に完成させた「ピアノと管弦楽曲のための幻想曲」を第1楽章に用いて、4年後に2楽章を追加創作し、3楽章のコンチェル…

ヒンデミット:前庭に最後のライラックが咲くとき 

「愛する人々へのレクイエム」という標題がついています。音楽は、前奏曲と11の楽章から構成されています。 ロバート・ショウ指揮、アトランタ交響楽団と合唱団によるCDを聴いての感想です。 この演奏を指揮しているロバート・ショウが、ヒンデミットに委嘱…

クラシック音楽鑑賞のブログを始めました

16歳の時に友人に借りた1枚のCDを聴いたことがきっかけで、クラシック音楽の魅力に、はまりました。これまで、聴いてきた演奏(コンサート、レコード・CD)について、感想を記していきたく思っています。どうか、よろしくお願いします。